日本で初めての14歳のパーソンカメレオンになりました

日本でのパーソンカメレオンの長寿記録を更新し続けてきたカイムが、本日14歳になりました。
昨年13歳の誕生日を迎えた時、高齢を感じさせる体型や、哺乳類系のご長寿さんほどではありませんが、なんとなくスムーズさが欠けてきた動きに、「さすがに14歳は無理だろう」と、内心覚悟していました。加えて今年の35℃をたびたび越えた酷暑や11月になっても25℃を記録した異常気象も無事乗り越えて誕生日を迎えられたことに、感激で胸がいっぱいです。
これからもカイムがなるべく快適に少しでも長生きしてくれるように、地道な観察と調節を続けていきたいと思います。
さて、カイムの誕生日には毎回長生きの理由を考察しているのですが(舌の無いハーマイオニーが日本で2番目に長生きしているので、たまたまカイムが並外れて強健だったというだけではないと思います)、だんだん考えつく理由が尽きてきました(苦笑)
私にとっては、一番の理由は先ほども書いたように、「毎日地道に観察して、飼育環境を調節する」に尽きますからねぇ。
以前書いたと思いますが、カイムは見た目よりデリケートで激しく内弁慶なので、なるべくその高いプライドを尊重するようにしています。そして彼らの都合に極力合わせること。
よそ様のパーソンカメレオンについては分かりませんが、カイムやハーマイオニーが静かに落ち着いて過ごせるようにすることも、とても重要だと感じます。
それから、これは初めて書きますが、私はカイムにもハーマイオニーにも水道水を直接飲ませたことがありません。硬度の低いいわゆる軟水の日本のペットボトルの水を飲ませています。どこそこのミネラルウォーターといったこだわりがあるわけではなく、スーパーで安売りになっているものをその時々で買って、私もそれを飲んでいます。
かなり昔、カメレオンにミネラルウォーターは有害だと言われていましたが、ほらこのとおり、軟水ならまったく問題ありませんよ(笑)
なぜそうしているかというと、私は胃が弱くて、水道水を飲むと胃痛が起きるからです。大人になっても長いこと胃痛の理由が分からず、何十年も胃薬のお世話になっていました。
水道局の水が良くないというより、ほとんどの人には大丈夫なごく微量の残留塩素か、または何かの残留物が私の胃には堪えるのだと思います。私はごく稀な例だと思いますが、胃が弱いと言われるカメレオンにも水道水が堪える個体がいるかもしれない。稀ではあっても、もしそういう子を迎えて気づかずにいたら、がんばってそこそこ生きてくれるでしょうけれど、長生きは望めないかもしれない…その可能性を排除したいと思ったからです。
まあペットボトルの水も厳密にいえば安全と言い切れるかどうか疑問ですが、胃が痛むような水よりは未知の可能性を選びました。もちろん、私の場合であり、飼育者の方に推奨しているわけではありません。
状態の良いCBやCHが流通するようになって久しく、ワイルドでない限りある程度年齢も推測できますので、「日本では、パーソンカメレオンは10年以上生きる」というのがスタンダードになったらいいなあと願っています。
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